「すぱっとやめたら」如何かと・・・。

　八方塞がりのようです。

　相変わらずの言い回しながら、自民党・二階幹事長までもが、遠回りな言い方で、「中止」に言及している。

　それもこれも、多くの人たちが、今の段階になっても「オリンピックは本当にできるのか」という疑念を払拭できていないことが背景にある。これは裏を返せば、新型コロナ対策が十分にできておらず、新型コロナを封じ込めることに失敗しているからに他ならない。また、政府自身が、どういう状況に持っていくことでオリンピックを実施する、という明確な方針を打ち出せていないからだ。

　自民党の二階俊博幹事長は4月15日のテレビ番組の収録で、「（感染が拡大した場合）その時の状況で判断せざるをえない。『これ以上、とても無理だ』ということであれば、すぱっとやめなければならない。感染症を蔓延させたら、何のためのオリンピックか分からない」と述べたとされ、「感染状況深刻なら中止も選択肢」という見出しで速報配信された。状況がどうなったら、中止をするのか、という明確な基準を示さずに、印象論として政治家が語ることで、国民の間には、「やはりオリパラはできないのではないか」という疑念が広がっている。

　コロナで失敗続きの政権浮揚策か、支持率アップの策略か、次期選挙への対応策か、中止となった時の保証金に出し渋りか・・・、憶測が憶測を呼んでいるが・・・。

　どう転んでも、収支が「黒字」に転じることは不可能だろう。

　二階幹事長のおっしゃる通り、「すぱっとやめたら」如何かと、老婆心ながら考える。皆様はいかがでしょうか？

　序に言わせてもらえれば、「選手だけ先にワクチン・・・」という策略は、開会式の時点で、感染が収まるどころか大変なことになっているという予測から来ている間違いのない証拠だ。

　多くの国民の犠牲の上にオリンピックを開催してもらっては困る！

f:id:tomy2291:20210416235122j:plain