何かの話の引き合いに、よく、「欧米では・・・」と言われますが、このところの、「軽減税率」や「マイナス金利」などでも、時あるごとに「欧米では・・・」と「物知り」な言い方をされる。
浅学な私には「それがどうした!ここは日本だ!」くらいしか言えませんが、こんな言葉もあります「日本の常識は世界の非常識」。全てが日本で通用するモノでもないでしょう。
昨日の「衆議院予算委員会」で、民主党の議員さんが、例の「公平で中立な報道」に関連して、新聞各紙・各放送局などのメディア関係者の総理大臣との会食について述べていた。
一覧表を作成されテレビの前に示していたが、最も回数が多いのは読売新聞関係者だそうで、何となく納得した。
しかし、こういう会食などは「欧米では」、「公平で中立な報道」と「政府に批判的な報道」ができなくなるという観点から非常識も甚だしい行動だそうだ。
評論家の「御厨貴(みくりやたかし)」氏も、自身の著書(「安倍政権は本当に強いのか 盤石ゆえに脆い政権運営の正体」)の中で同様の指摘をしている。
奇しくも、2/19朝日新聞朝刊「首相動静」では、
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午後6時37分 東京霞ヶ丘町の日本料理店「外苑うまや信濃町」
田中隆之読売新聞政治部部長らと会食
午後9時12分 東京富ヶ谷の自宅
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とあった。
定数是正と選挙制度改革だが、その件の審議会の答申とは随分かけ離れた「やり方」を自民党内で「決めて」いたのだが、昨日の衆議院予算委員会で、わざわざ自民党の質問者に「質問させて」、その答弁として、その決めていたやり方を「前倒して・・・」と安倍総理大臣が発言した。
安倍総理大臣が良く使う「手」ですね。いかにも「自分が英断(決断)したんだ」と思わせるやり方。
まあ、民主党・野田さんも、その件で「質問に立つ予定だった」ので、民主党・野田さんに強く求められるのも「カッコ悪い」し「印象も悪くなるので・・・」という姑息な判断をしたんでしょう。
その件を、自民党内で纏めていた(纏めの責任者)細田さんの立場はどうしてくれるのでしょう? 細田さんのインタビューでの発言が、それを物語っていた。
こういうところのフォローができない「おぼっちゃま」なのですが、一国の最高責任者がこのありさま、情けないですね。
さて、戯言はこれくらいにして、我が家の庭先にこんな芽が出てきた。「梅雨」の良く似合う「紫陽花」の新芽。
こちらは、咲き始めた「椿」。
先日、遠出する機会があって、時間もあまりなく、通り過ぎるとこるだったが、無理して「富士山絶景の地」に立ち寄った。
場所は、神奈川県と静岡県の境目の、国道138号線の「乙女峠」。
さすがに、間近に望む「富士山」は迫力満点。こんなところに住めたら良いなぁ~と思ったりもする。下に見える市街地は御殿場市。
でも、やっぱり、「雪」少ないな、例年に比べて・・・。
今日もゆっくりのんびりいきましょう。
雨になりそうですね、この週末は。