「政治家の美学」会見からかなりの日時が流れましたが、ここにきて、検察の強制捜査開始という重大事態(甘利氏側から見れば)に至り、また、「説明責任」なる言葉に「焦点」があたっている。
こんなことを書いて恐縮だが、私自身、国会答弁などで、官僚が書いた「答弁指南書」などを棒読みせず、自分の言葉で答弁している「甘利さん」の姿に、「好感」を持っていたものだが、それも、地に落ちた感じだ。
加えて、「説明責任を果たしたい・・・」「しっかりと国民に対して説明していきたい・・・」などの言葉が飛び交う割に、何もしていない安倍首相はじめ各閣僚や党の中枢にいる方々、そして、スキャンダルに揺れる当事者たち。
昨日、鎌倉への行き帰りに乗った電車の中吊り広告のうち、元気のない新聞や雑誌の中で気を吐く某週刊誌の大見出しにはこうあった。
「これでいいのか?「消費増税」はじめ難題全部先送り
スキャンダル隠し! 衆参ダブル選の姑息」
もう、末期ですね、安倍政権。(ネトウヨの皆様にはご批判を受けそうですが・・・)
首相が、都合のいい数字だけを並べて強弁しても(国会などを見ていると、少し「狂気」染みて見えるのは私だけか?)虚しく響きますね。
「新興国経済」とか「中国経済」とか「原油安」とか、理由付けはいろいろあるが、これまで「株高」を支えてきた「外国人投資家」が「売り」に転じているという。アベノミクスと称する政府や日銀の経済対策に見切りをつけられたというところか?
よく、市場関係者が使う言葉に、「市場は嘘をつかない・・・」という言葉がある。
しかし、政府や日銀は「何回、嘘をついたか、ついているか!」。
次期選挙では、野党が圧勝しなくても良いと思っている。現有議席を増やし、与党連合(自民、公明、おおさか維新かな?)に肉迫する程度で十分だと思う。
「数」を背景に「勝手なことができない、させない」程度で・・・。
そろそろ読了に近くなってきたこの書籍から、もう一つだけ引用してみる。
『いまもう一度、路上へ出よう』 福田 龍紀(T-nsSOWL)
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二〇一六年になって、また立ち止まらければならなかった。野党共闘が進まず、法に対する国民の怒り、新聞やテレビ番組から安保法についてのニュースが急激に減った。社会全体が安保法などなかったように問題から目を背けているように感じた。十八歳の自分や同世代の仲間が声を上げてもなかなか届かなかった。国会前抗議があった時、確かに多くの人がこの安保法について危機感を持っていた。何でだろうとひたすら考えた。そんな時に同級生から連絡が来た。
「お前がそうやって行動することで、友達はいま何が起きてるのかがわかるよ。逆に言えば、お前がそういうことをやってなかったら、こんなことになってるなんて知らなかったと思う」
単純なことではあるけど、忘れていたことだった。小さいことでも一つひとつこなし、一人でも二人でもこの安保法についての問題を問いかける。今までやってきたことと同じことを続けることが大事だと気づいた。無理に大きいことをしようとするのではなく。まずは昨年してきたことを今年もまた同じようにする。それが安保法廃止への道だと思う。
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二〇一六年になって、やっと野党は安保法制廃止法案を提出し、共闘に向け動き出した。決断力が皆無と言っても過言ではなかった野党は、いま確かに進んでいる。いま自分たちが野党を批判し、足を引っ張るようなことをするべきではない。いま求められていることは、野党が何だと言って逃げるのではなく、一個人として真っ向から反対の声をもう一度上げ、野党を引っ張っていくような国民の連帯を作ることだ。政治家だけが政治を動かす時代は終わった。
次の参院選で自分の一票を無駄にしたくはない。あの時の怒りを思い出してほしい。伝えてほしい。安保法の問題は解決していない。自分や友達や家族、そして自分たちの次に生れてくる子供たちの未来を壊したくはない。いまもう一度、路上へ出よう。
丸山真男も「「である」ことと「する」こと」にはこのように書いてある。
「主権者であることに安住して権利の行使を怠っていると主権者でなくなる」
頼もしい限りです。怯まず続けてほしいと切に希望する。な~んにもしていない私が言える言葉ではないが・・・。
今日は朝から、また、曇り空。
月曜日からのボランティア活動は、今のところ少なめなので、毎年、春と秋に行っている「日向薬師」(神奈川県伊勢原市にある)に行こうと思うが、行けるかな?
「平成大修理」は本年9月までかかるそうなので、まだ、その全容は観ることができないが・・・。
愛車「ブルーバードシルフィ」の燃費。
4/6給油。267.4km走行で31.0Lの消費。燃費は、8.63km/Lだった。また悪くなってきた。そろそろ点検の時期だ。まだ冬タイヤのままなので、夏タイヤへの付け替えを含めて6ヶ月点検に出そう。
今シーズンの冬も良く走ってくれた。雪道走行も何回かあったので凍結防止剤の付着もあっただろう。下回り洗浄&錆補修も怠りなく施してあげたい。
総走行距離は、現在、99100キロを超えてきた。夏までには100000キロに届くか?
今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。