「原発を稼働させろ!」かな?

 

 航空機を利用して、全国(世界)を飛び回っているジャーナリストなどには「使えない空港」として名高いそうです。

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  ニュースにもならないが、今回、タンカーが衝突した「連絡橋」(電車とクルマが通行する)は、風の強い日には時々通行止めになるそうだ。加えて、大阪市内中心部からこれを渡って空港にたどり着くまでかなり時間がかかるという。

 こんな状況では「使えない」と烙印を押されても反論の一つも言えないだろう。

 

 浅学&雑学ジジイが最も疑問に思うのが、この空港の電源設備(受電装置、変圧器など)が地下にあるという。

 そうでなくても、海の真ん中に人工的に作った海抜数メートルの「島」だ。今回のような台風や南海地震の時に津波でも発生したら、海抜数メートルでは「水没」間違いなし。そんな島の地下に重要設備を設置する意味が分からない。

 

 

 

 こういう議論を展開する専門家と称する者が居るから話がややこしくなる。

 この専門家と称する方が語るには、道内にある「泊原発」が稼働していれば大停電は防げたという。

 確かに、今回の地震は「泊原発」のある地域では震度2だった。

 だから「泊原発」は停止しなかった筈⇒電力の需給バランスは崩れなかった筈⇒大停電は起きなかった筈、という理論構成。

 でも、論点をずらすのもいい加減にしてほしい。

 仮に、「泊原発」が「厚真町」に建設されていて稼働していたらどうだっただろう。震度7に耐えただろうか?、又は、「泊原発」が稼働していて、「泊原発」のある「泊地区」が震度7だったらどうなっていただろう?

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 電力需給というものは、電力需要に対してそれに見合った発電をすることで成り立つ。発電量が少なくても多くても電力需給は「不安定」になる。細かな発電量の調整が必要なのだ。

 今回の大停電は、厚真の発電量が地震による機器の故障で低下し(後に停止)、その低下分を他の発電所が賄いきれず自身の発電設備に多大な負荷がかかり安全装置が作動し停止したものだ。(厚真の発電所の発電量は、道内の電力需要の半分程度を賄える発電量で、この発電所が停まると、他の発電所全てがどう頑張ってもそれをカバーできる発電量は持ち合わせていないと言っても過言ではない)

 加えて、火力発電所原子力発電所も同じ)の発電量は、常に一定の発電量を保っていることで効率の良い発電が可能で、細かな増減を繰り返す発電方法は、発電効率の面からあまり行わない。

 今回の場合も、電力需要の一番少ない夜明け前の時間帯。

 これは推定になるが、厚真の発電所は発電量も大きく会社経営上も最も効率の良い発電量を維持しながら、他の発電所がそれに追従する(不足分を補う)発電量で、道内の電力需要に応えていたはずだ。

 

 従って、厚真の発電量が、地震後、瞬時に近い時間に無くなってしまったのだから、それを瞬時に補えと言われても無理だったのだ。

 

 引用した上の記事の筆者の訴えたいことの一つに加えるなら、「泊原発」と「厚真火力」の両方が稼働していて、どちらかが急停止したら・・・という前提が考えられる。

 しかし、今回のように瞬時に発電量を増減する必要がある事態に、果たして、「原発」又は「火力」が瞬時に対応できたかどうかは、水を温めて水蒸気を発生させてタービンを回して発電するという発電の仕組みを考えあわせれば難しかったのでは・・・と考える。

 

 引用記事の筆者の主張は「原発を稼働させろ!」かな? それとも、「旧民主党施策」への批判かな?

 

 

 

 今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。