朝から「雨」。夕方には「霙」。箱根地方は「雪」で、「冬装備」の無いクルマで大渋滞のようです。
箱根地方は、結構、「雪」が降ります、積もります。当地・横浜が「雨」でも、箱根は「雪」って、良く現れるお天気パターンです。
「備えあれば憂いなし」、「標高の高い地方」や「峠道」は、まだ、「冬」です。行かれる方、通過される方は「十分な装備・準備」を!!!
かく言う私は、いつ何時、田舎から「呼び出し」(親戚に高齢者が多数おりますもので・・・)がかかるかも知れませんので、大型連休近くまでは「冬装備」ですが・・・。
今日は、朝から夕方までビッシリとボランティア活動。折からの雨で、「濡れ鼠」状態になったが、今のところ体調に変化なし。明日、いつもの通り午前5時に起きれるかどうかだなぁ・・・。
今日の冷たい雨は、かなり体に堪えた。
「冷たい雨」の中、「♪街を彷徨い」ませんでしたが、こんな曲が似合ったかも?
さて、今日も、愛読書「世界4月号」から、
P.101~
『世界で一番“大企業”が活躍しやすい国・日本 中小企業から見たアベノミクス』
2012年末、安倍政権が発足しました。そして、アベノミクスとかいう経済政策がはじまりました。安倍政権の人たちは、こう言います。「成功だ、成功だ、成功のまま第二ステージに突入だ!」
私が取材している中小企業の人たちは、こう言います。「失敗だ、失敗だ、失敗のまま第二ステージだなんておかしいでしょ!」
【無視される「ミクロの現実」】
まず、この1月22日を振り返りましょう。安倍晋三首相は国会で、施政方針演説をしました。そのなかで、アベノミクスが生み出した大きな果実として、安倍首相は言いました。
「企業収益は過去最高となりました」
こういう話を聞くと、中小企業経営者の多くはカチーンと来て、こう思います。
「経団連加盟などの大企業の収益は過去最高です、ということだろ。言い直してほしいね」(とある町工場経営者)
さらに、同じ演説で首相は、こうも言いました。
「昨年(2015年)は、十七年ぶりに高い賃上げを実現しました」
こういう話を聞くと、中小企業経営者の多くは、またカチーンと来て、こう思うのです。
「それも、経団連加盟などの大企業の話だろ。うちら中小企業はなかなか賃上げできないんだ」(とあるサービス業の社長)
これには、客観的なデータがあります。経済産業省の調査では、昨年、東証一部上場企業の九割以上が賃上げしました。ところが、信金中央金庫の調査では、中小企業の賃上げ率は二十八%にすぎなかったのです。
さらにさらに、同じ演説のなかで、首相はこうも言いました。
「(倒産件数は)一昨年(2014年)、二十四年ぶりに一万件を下回りました。昨年はさらに一割近く減少しています」
こういう話を聞くと、中小企業経営者の多くは、またまたカチーンと来て、思うのです。
「たしかに大企業はつぶれてねえかもしれねえ。でも、中小企業はつぶれてるぜ」(とある鉄工所の社長)
東京商工リサーチの倒産件数まとめでは、たしかに2014年は9731件、2015年は8812件となっています。
「首相の言っていることは間違っていません。ただし・・・・・」。こういって、同リサーチの友田信男・情報本部長はつづけます。「従業員五人未満の会社の倒産が、前倒産の71.2%と、この二〇年間で最も多くなっています。企業規模が小さくなればなるほど、アベノミクスから取り残されているのです」
零細企業が倒産して働き手が失業しても社会への衝撃度は小さいものです。でも、積もり積もってたくさんの働き手が職を失っています。マクロばかりを語る霞が関や永田町では見向きもしないミクロの現実の一端が、ここにあるのです。
【好景気など夢のまた夢】
・・・・・
【画餅に終わった中小企業憲章】
・・・・・
【「飛べないジェット機」の時代】
・・・・・
【命をかけた経営者を馬鹿にするな】
・・・・・
最後に次のように結んでいます。
言っておきますが、中小企業の経営者は、トリクルダウンなんてはじめから信じていませんよ。アベノミクスも信じていません。自助努力をしているんです。法人税を下げてくれ、と政府に泣きつくような経団連の人たちとは違います。
ここにきて、安倍政権は「アベノミクスの果実を分配する」と強調しはじめました。もう幻想をふりまくのはやめませんか。中小企業の経営者を馬鹿にするのもいい加減にしてください。
内容は「お堅い」ですが、文章は、さわりの部分を転記した通り読みやすいです。興味のある方は、書店で立ち読み、図書館で読む、購入するなどしてみて下さい。
明日もゆっくりのんびりいきましょう。
明日はボランティア活動は休み。お天気良くなると良いですが・・・。