「軽いノリ」で・・・。 - さりげなく・・・

　☸☸☸☸☸　ちょっと一言　☸☸☸☸☸

　爺様家は「朝日新聞」を朝夕刊購読しています。

　今日（3/25）の朝刊1面下部の「天声人語」欄に、岸田のゼレンスキー氏への「しゃもじ贈呈」の件に付き、「苦言」と理解できる記事が載っています。

　以下に、全文をタイプします。（誤字脱字はご指摘いただければ修正します。）

　このモヤッとした違和感は何なのだろう。「必勝しゃもじ」なるものを岸田首相がウクライナのゼレンスキー大統領に贈ったという。「敵を飯とる＝召し捕る」との意味を込めた広島の縁起物だそうだが、スポーツや選挙の応援ではあるまいし▶「外交の慣例として地元名産のみやげを持っていくことはよくある」と首相は言う。ただ、戦渦の国にはどうなのか。敵も味方も、多くの人命が失われている。平和外交を掲げる国として、「必勝」などと言った単純な言葉で、戦争へのメッセージを発するべきだったのか▶これに限らず最近の首相の言動には首をかしげるものが目立つ。後援会の会場で「サミットまんじゅう」を配った話もそうだ。G7広島サミットは被爆地から平和を訴える絶好の機会なのに、選挙区向けの人気取りが過ぎてはいまいか▶どうして首相になろうと思ったのですかーーー。福島を訪問した際、若者にそう尋ねられ、首相は答えた。「日本で一番権限が大きい人なので」。言葉の軽さにガクッと力が抜ける気がした▶権限は手段に過ぎない。いかなる理想を抱き、いかなる信念を持って政治家を目指したのか。なぜ堂々と語らないのだろう。岸田さん、どこかちょっと、ピントがずれていませんか▶そのリーダーシップでいま、防衛費の大幅増をはじめ、この国のかたちを変えかねない重大な政策論議が進む。私たちはいったいどこに連れていかれようとしているのか。大いに不安になる。

　☸☸☸☸☸　今日の写真　☸☸☸☸☸

　もう、散り始めました。