さりげなく・・・

「何で?そうなの!?違うじゃん!」を綴ります。

素直な言い訳が聞きたい。

 我が家は、「朝日新聞」を朝夕刊セットで購読している。「朝日新聞」は全国数か所で印刷されているので、他の地域で印刷されているモノは読んだことがないが、我が家に配達される「朝日新聞」は「第14版」だ。

 今朝の「第14版」は34ページあるが、その中の31ページに以下の記事がある。記事の題名や前書きは、WEB版(朝日新聞デジタル)からコピーした以下の通りである。記事の中身は爺さんが、「必死」に我が家に届いた「第14版」からタイプした。

 以下の通り。

digital.asahi.com

 安倍晋三首相と報道関係者が会食することへの批判が高まっている。「桜を見る会」をめぐり首相が追及を受けていた昨年11月と12月、内閣記者会に所属する記者が飲食を共にする懇談会に参加したことに疑問が出た。メディアと権力の距離はどうあるべきなのか。

 内閣記者会は首相官邸を取材するメディアでつくる記者クラブ。全国紙や在京キー局など19社は「常勤幹事社」で、首相との懇談会の誘いを受けた。現場の記者を束ねる各社のキャップを対象とした懇談会は昨年11月20日夜、東京・平河町の中華料理店で開かれ、各記者が6千円の会費を払った。首相番記者対象の会は12月17日夜、神田小川町の居酒屋で開催された。会費は4500円だった。
 ともに開催日の直前に広報担当の首相秘書官が各社に声をかけ、大半の社が出席した。その理由を共同通信は「最高権力者である首相の肉声を聞く貴重な場」、読売新聞は「貴重な取材の機会」と説明する。朝日新聞は「首相の言動を最前線でチェックすることは政治を担当する記者の役割」との立場で、社内で議論したうえで出席を決めた。番記者懇談会への出席にあたっては、「官邸内で食事はなしで開催して欲しい」と官邸側に申し入れたが、実現しなかった。

 一方で、毎日新聞は欠席し、朝日新聞の取材に「総合的な判断」と回答した。

 こうした懇談会は、首相によって開いたり開かなかったりだ。慣例で詳細を直接記事にしないオフレコがルールだが、各社は時々の政治課題などについて首相とやり取りし、関心や考え方をさぐる。ネットでは「本音が聞けても報道しないのであれば問題」「懇談のオファーがあった時点で拒否すべきだ」といった批判的な投稿があった。

 朝日新聞の読者を代表する立場から編集部門に意見を伝えるパブリックエディターの見方は分かれた。エッセイストの小島慶子さんは「読者の目は厳しい。会食で不信感を抱く」と批判した。社会活動家の湯浅誠さんは「懇談に出ない選択肢はない。なぜ出るのかを読者に伝えるべきだ」と指摘した。

 上智大の音好宏教授(メディア論)は「強大な権力を持つ首相に厳しく向き合い、国民への説明責任を果たさせるのが、内閣記者会の本来の役割。それができず、内輪の関係でご飯を一緒に食べたと国民に映った」と話す。

 首相との会食は記者会に限らない。本紙首相動静欄を調べると、新聞、テレビの経営幹部との会食は月に1~2回程度開かれている。朝日新聞の経営・編集の幹部は2014年以降、会食はしていない。

 一方、先月10日に東京・京橋の日本料理店で各社のベテラン記者ら7人が首相を囲んだ際には、曽我豪・朝日新聞編集委員山田孝男毎日新聞特別編集委員が参加。本紙「声」欄には「記者の基本的な姿勢に対して読者に疑問を抱かせる」と批判が寄せられた。

 曽我編集委員は「独善に陥らず適正な批判をするには直接取材が不可欠だ。権力者が何を考えているのか記事ににじませようと考えている」と話す。会食は記者側が主催し、首相の分も費用を出しているという。

 米国でも大統領と記者の関係が問題になることは少なくない。米国政治に詳しい上智大の前嶋和弘教授によると、テレビ中継もされるホワイトハウス記者会主催の晩餐(ばんさん)会では、記者と大統領が親しげに会話したこともあった。前嶋教授は「記者に認められた特権だという批判は多い」と話す。「権力者は常に記者を手なずけ、情報をコントロールしようとする。嫌われても彼らにとって都合の悪い情報を書く覚悟がいる」

 首相に直接の取材をしてきたジャーナリストの田原総一朗氏は「オフレコが原則の飲食を伴う取材に問題があるわけではない。本音を聞き出せる貴重な機会だ」と話す。一方で「『安倍一強』体制のため自民党イエスマンだらけで、メディアは権力批判をすると情報が取りにくくなるため、自由が弱まっているようにみえる。オフレコでも大事な話を聞いたら、懇談会後に記者会の中で『これは書くべきだ』と議論をすればいい。権力とどう向き合うか、記者クラブの役割が問われている」と指摘する。(土屋亮、赤田康和)

ここからが「苦しい言い訳」。☜この1行は爺さんが書き加えた。

葛藤抱え、取材尽くすために 政治部次長(政権担当)・円満亮太
 政治記者とは矛盾をはらんだ存在だと思います。政治家に肉薄してより深い情報をとることを求められる一方、権力者である政治家に対しての懐疑を常に意識せねばなりません。

 厳しい記事を書けば、当然取材先は口が重くなる。しかし、都合の良いことばかり書くのは太鼓持ちであって新聞記者とは言えません。また、取材の積み上げがなければ記事は説得力を持ちません。政治記者が葛藤を抱えつつも重ねた取材結果が、朝日新聞には反映されています。

 政治家と時に会食することに、少なくない人々が疑いのまなざしを向けています。取り込まれているのではないかという不信だと思います。官邸クラブの記者が首相との会食に参加したことへのご批判はその象徴だと受け止めています。

 私自身、かつて官邸キャップとして内閣記者会と首相の会食に参加しました。オフレコで直接の記事化はできないルールであっても、間近に顔を見て話を聞くことで、関心のありかや考え方など伝わってくるものがありました。

 今回の首相との会食への参加には、社内でも議論がありました。桜を見る会をめぐる首相の公私混同を批判しているさなかです。しかし、私たちは機会がある以上、出席して首相の肉声を聞くことを選びました。厳しく書き続けるためにも、取材を尽くすことが必要だと考えたからです。取り込まれることはありません。そのことは記事を通じて証明していきます。

 

  さて、皆さんは、この記事対してどんな感想やどんなご意見を持たれたであろうか?

 

 更に、書き加えれば、この会が催されたのは、爺さんの記憶では昨年末だったと記憶している(間違っていたらごめんなさい)。加えて、「安倍」側の出席者は、「安倍」の他、今話題の補佐官とかいう役職者も居たと言う。

 更に、その役職者から、各社の記事に対する「論評」が、名指しで、全員の前で語られたという。

 

  「食事」とは、「酒類」を含みます。

 これ以上は書きません。皆さんはどんな風に感じられたでしょうか。

 

 「福祉ボランティアの日々- tomy2291.hatenablog.jp」をお読みいただき有難うございました。

 サブアカウントの「爺さんのつぶやきhttps:// tomy2292.hatenablog.com 」でも発信しています。併せてご覧いただければ幸いです。

メインアカウントサブアカウントへの移動用に、上記のようにリンクを張りました。)

 

  今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。