さりげなく・・・

「何で?そうなの!?違うじゃん!」を綴ります。

過ごしやすくなってきて・・・。

 

 ここに一つのレポートがあります。「大和総研」から公表されています。(以下のURLからpdfファイル(全8ページ)を参照できます。

http://www.dir.co.jp/consulting/theme_rpt/public_rpt/olympic/20140224_008255.pdf

 

 そのレポートの最終8ページに、以下の記述があります。

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 64 年の東京オリンピックのように、経済成長期に開催されたオリンピックでは、関連投 資がその後の都市へと収集する人口の受け皿となる基礎インフラに使われたし、またイン フラ整備そのものが民間投資を呼び起こすというような好循環モデルになりえた。

 しかし、それと同じ発想を成熟期に適用するのは無理がある。都市への人口集中も一段 落し、都市インフラ整備も一巡した成熟期経済において、成長期モデルのオリンピック関 連投資をすると、終了後の財政負担にもなりえる。オリンピックレガシー(遺産)の負の 側面といえる。

 インフラにかかるコストは、最初に整備したときにかかるだけでなく、それが存在する 限り、維持運営コストが発生し続け、一定の年数が経過すれば老朽化に伴う更新費用も生 じる。それだけに、世界的なスポーツ祭典を盛り上げる舞台をいかに整えるかも大事だが、 その「終了後」を考えるのはさらに重要といえる。オリンピック開催後、競技施設をその ままスポーツ施設として利用するのか、コンサート会場やイベント会場としても利用でき る多目的施設に転用するのか、それとも取り壊すことを前提にオリンピック期間中のみ使 用する仮設の施設とするのか。開催にあたって綿密なニーズの把握と将来予測を踏まえた 精緻な計画が開催国には求められている。

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 2020年の東京オリンピック開催を推進する側の人々が抱く「1964年東京オリンピックの再現を夢見る『高度成経済成長ノスタルジア』」への警鐘として受け止めることが出来ます。

 

 「レガシー」という言葉が独り歩きしています。近年のオリンピック開催についてIOCが言い始めた言葉です。「レガシーを残す」。

 3兆円? いやそれ以上に膨れ上がるとまで言われる2020年東京オリンピックのコストが「負のレガシー」となることだけは避けてほしいと考えるのは、私だけではないと思う。そのコストはだれが負担するのでしょう?

 「長野オリンピック」はどうだったのでしょうか? 残った「レガシー」の管理費用も含めて、開催自治体の財政への影響はどうなっているでしょうか? 負債は完済されたでしょうか?

 

 2020年以降のオリンピック開催に名乗りを上げていた複数の国や地域が「辞退」に転じています。

 

 これからのオリンピック開催については、既に成熟期に入った都市や地域での開催ではなく、これから成長を目指す、又は、さらなる成長を期待できる環境を持つ国や地域が開催することで、その開催の意義が最大限得られるのでは(得ることが出来るのでは)と思う。

 

 

 2020年東京オリンピックについては、無闇に反対するものではないが、”立ち止まれ!”、”「1964年東京オリンピックの再現を夢見る『高度成経済成長ノスタルジア』」は捨てよう!” と、私は、考え、思う。 

 

 

 

 

 「秋」らしいお天気でした。気温も下がってきて、我が家は「寒がり人間大集合家族」(雪国育ちのオヤジを除く)なので、本日、「コタツ」が登場しました。

 

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 明日もゆっくりのんびりいきましょう。

 

 明日は、もう、お天気下り坂だそうで・・・。

 

 今週のボランティア活動は、19日(水)、20日(木)、22日(土)の3日間。頑張っていきましょう。