発言は「慎重」に!

 

 東国原氏のご指摘通りですね。「とある女性タレント」の他にも、「こんくらいいいんじゃね・・・」的なコメントを発している著名人もおられますが、「子育て云々」と「国会議員、公用車運用のあり方云々」を混ぜこぜにして、この問題を語っては(判断しては)いけませんね。

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 先日、この書籍からの引用は終わりと書きましたが、もう一つ残っていました。

安倍晋三が〈日本〉を壊す──この国のかたちとは:山口二郎対談集

安倍晋三が〈日本〉を壊す──この国のかたちとは:山口二郎対談集

 

  もう一度引用します。

 

 内田 樹 VS 山口二郎 P.53~

 

 『安倍支持はアメリカが承認しているから』

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内田

 植民地というのは悲しいものなんです。植民地では、帝国の植民地統治に協力する人間しか出世できない。植民地統治に協力しなければ、キャリアパスが開けない。だから、植民地になって一定の年月が経つと、植民地現地では、政治家も財界人も官僚も学者もジャーナリストも、上から下まで、みんな植民地支配に協力した人間ばかりになる。

 だから、時間の経過ってけっこう恐ろしいんです。独立していた主権国家であった時代を覚えている人間が指導層に残っているうちは、主権回復は悲願として自覚されているんですけれど、植民地支配が長く続くと、そういう人がI人もいなくなる。

 今の日本がそうです。敗戦から70年、対米協力しなければ上に上がっていけない仕組みを作っていたら、指導層は全部そういう人だけになってしまった。対米従属技術に長けた人たちが社会

の指導層を占めている。

 今朝、新聞を見たら、内閣支持率が51パーセントに上がっていましたけれど、安倍政権を支持している人たちの、最大の支持理由は「アメリカが承認しているから」ですよ。あれは、ぺトナムのゴーディンージェムやフィリピンのマルコスとかを支持していた人だちと発想は同じなんです。「たいして能力のない統治者だけれど、アメリカからは信頼されているらしいから、いいじゃないか」という理由なんです。別に余人をもって代えがたい人物だと思っているわけじゃない。いくらだって替えはいることはみんな知っているんです。ただ、アメリカからとりあえず「じゃあお前でいいよ」と言われている人はこの人だから、それでいいじゃないか、と。

 でも、現代日本人が政治家の格付けをするときの基準が、第一にそれなんですよ。「アメリカの信認があるかどうか」、それだけです。首相がアメリカに行くと、歓迎の夕食会があったかなかったかとか、大統領が何時間会ってくれたとか、議会で演説させてくれたかどうかとか、ホワイト(ウスの示したホスピタリティの程度に関してあんな詳細に報道するのって、考えてみたら変でしょう。「韓国の大統領はこんなだったのに、うちの首相はこんなだった」と比較するのって、大奥でお局たちが将軍様の御寵愛を競っているような絵柄でしょ。

 

山口

 御殿女中のね。

 

内田

 そういう記事を書いている記者自身が、そういうことを気にすることを恥ずかしいと思っていない。もう恥の感覚がなくなっている。本当に属国民だと思いますよ。でも、その日本人の何とも言えないノンシヤランスも、これまた属国民固有の無責任さなんですよね。つまり、安倍という人が大したことのない政治家だということは、内閣支持者たちにも分かっている。このままいくと、もしかすると海外派兵までいって、中東やアフリカで自衛隊員が死ぬかも知れないな、とはぼんやりと思っている。でも、アメリカが日本政府の上にいるわけだから、安倍が暴走しても、めちゃめちゃなことになる前に、どこかでアメリカが制止するだろうと思っている。

 この間の日韓の慰安婦問題の合意もそうですよね。日韓だけで放っておいたらずっと、未来永劫解決できそうもない。でも、北朝鮮情勢が不安定で、米日韓の連携を深めないといけないという喫緊の課題があるから、アメリカは日韓首脳に「おい、もういいかげんにしろよ」と一喝した。そしたら両首脳ともにいっぺんに縮み上がって、あっさり合意ができた。そういう舞台裏だって、実は日本人はみんな、なんとなく知っているんです。でも、それは「言わない約束」になっている。

 日本人がだらだらしていられるのは、宗主国であるアメリカは合理的にふるまうはずであると、なんとなく期待しているからです。日本政府がいかに無能であっても、非合理的であっても、その上位にいるアメリカ国務省あたりのジャパン・ハンドラーはアメリカの国益を追求するために合理的に思考して、日本政府に対しても必要とあらば適切な指示を下すはずだと日本人は思っている。マッカーサーの時代からずっとそうなんです。

 日本政府が非合理的な政策を選択しても、よりロジカルな政治的装置がその上に乗っかっているので、あまりひどいことにはならないだろうという安心感がある。そのアメリカの合理性に対する信頼感というのは、財界人や政治学者やジャーナリストには絶対あると思いますよ。アメリカに詳しい人たちは、自分はアメリカがどういうロジックで動いているかがある程度分かっていると思っている。だからこの範囲内でしか日本の政治家は動かないということを知っている。だから俺は日本の政治を分かっているんだというふうに思っている。でも、そういうのをまさに属国民というんですよ。

 なかなか難しいんですよ、属国なのにそれを自覚していない国というケースは、歴史的にも例外的ですから。

 

山口

 確かに、主権国家モデルでは語れないですよね、日本の政治は。

 

内田

 語れないです。主権国家だったら、もう少し真剣に総理大臣を選びますよ。

 

山口

 そうですよね。いくら自民党でも、もうちょっといい人はいますからね。

 

内田

 あれでも平気なのは、アメリカから「あいつを止めさせろ」と言われていないからなんです。自己評価じゃくて外部評価なんですよ。なんだか悲しい話になりましたけど。

 

山口 いやいや。

 

内田

 まあでも、バーニー・ザンダースに期待ですね。バーニー・サンダースが大統領になってくれたら、日米関係もずいぶん変わるでしょうから。

 

山口

 うん、おもしろい。

 

内田

 日本の政治が変わるのはアメリカ大統領選の結果次第というのが、本当に悲しいですね。でも、サンダースが選ばれたら、日本もガラッと変わりますよ。

 

山口

 ああいう政策をやってもいいんだ、みたいな。こう何か、ブレーキが外れるみたいな。

 

内田

 ああいう政策を掲げると、有権者からすごく人気が出るということが分かったら、じゃあウチもってことになりますから。ぜひ、バーニー・サンダースに勝っていただきたい、と祈ることに切なるものがあるんですけどね。日本の政治を変えるために、他国の大統領に期待するしがないところが、本当に悲しいですね。

―――――

 

 

 一年以上前に出版された書籍故に、米国大統領選挙戦の真っ盛り。「バーニー・サンダース」氏の名前が出ているのはご容赦下さい。

 

 我が国の、我が国の国民の、我が国のマスコミの、「悲しい性」と言うべきか「浅はかさ」と言いうべきか・・・。先の大戦(敗戦)の総括を国としてしっかりやっていない、国の再建をきちんと議論しないままに、駐留米軍の意向を最大限組み入れて楽な方向に舵を切った「ツケ」が回っているのでしょう(でも、「安倍極右主義者」の言われることが「良い」とは、間違っても思いませんが・・・)。「日米地位協定」がある限り、今だに、植民地であり属国です。「主権国家」は何処へ?・・・。

 

 

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 カメラ:PENTAX K200D
 レンズ:TAMRON AF ASPHERICAL XR LD [IF] 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO
     + KENKO MC UV SL-39
 撮影地:横浜市泉区 2017/06/29

 

 

 今日も「梅雨」らしいお天気で、「大雨」にはなりませんが、「雨」が降ったり止んだり。気温の割に湿度が高いようで、「ジメジメ・ムシムシ」。

 

 そんなお天気ですが、早起きのオヤジは、午前5時起き。ゴミ出しをして、家の前を掃除していたら、高校生か大学生くらいの若い女の子が我が家の前を通って駅の方へ。少し恥ずかし気に笑顔で軽く会釈して通り過ぎようとしたので、「学校?気を付けてね!」と声を掛けたら、また、笑顔で軽く会釈して駅に向かって歩いて行きました。早朝6時半頃のことでした。

 彼女は、我が家がこの地に引っ越してきてからの「オヤジのお友達」です。出会いは、もう、13年まえのこと。彼女は、まだ、幼稚園児でしたが・・・。

 

 月日の流れは早いですね。彼女が「綺麗なお姉さん」に成長した代わりに、オヤジは「くたびれた老人」になってしまいました。

 

 

 今日は、午後、ボランティア活動の予定でしたが、利用者さんが体調を崩されたようで、また、ドタキャンでした。

 このところ、「ドタキャン」が続きます。どういう理由かわかりませんが、担当する利用者さんは、比較的「要介護度」の高い方が多いので、こういう状況になる確率も高くなるのでしょう。

 

 

 明日からは「高温」に注意とか言われている。体調を崩さないように気を付けたいものです。

 

 

 今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。