「旅に出る」。

 

 今日は、いつもと違う感じで。

 

 我が故郷には、「旅に出る」という言葉があります。

 

 どこかの観光地や知らないところへ数日行ってきます・・・、という「旅に出る」ではありません。

 

 学校を卒業して、その地で働き始めるのではなく、少しの間(数年から十数年くらいかな?正確な定義はありませんが)他の土地で暮らし、頃合いを見て、また、生まれ故郷に戻ってきてそこに住み続ける・・・ということです。

 

 実は、私も、そのつもりで山を越えて関東地方にやってきました。

 

 工業高校を卒業後、そこで学んだ「電気」の知識を生かした仕事ができるように、東京南麻布に本社があり、工場が神奈川県厚木市にある計測器メーカーに就職しました。

 私も「旅に出た」訳です。

 

 しかし、結果として、私は現在も「旅に出たまま」です。ただ、年老いた今でも「生まれ故郷に戻る」ことを諦めたわけではありません。

 身の回りを見渡せば、それは実現不可能なことになりつつありますが・・・。

 

 もう一つ実現不可能なことは、「生まれ故郷に戻った時」に生きる糧を得ようと思っていたのが「原子力発電所」で働くことでした。

 工業高校を卒業するころには、用地買収が始まり、小さな村1つが消える事態にまで建設事業は進行していたのですが、その後、住民投票まで発展した反対運動によって、その原子力発電所は、発電することなく、計画段階を超えることなく建設中止となったのです。

 

 まあ、この原発については、建設中止が結果的には良かったのだと思っていますが・・・。

 

 時々帰省すると決まって出る話題は、「早く原発ができて、下請けの会社にでも入れれば、兄弟全員、実家の近くで仲良く暮らせるのになぁ~・・・」でした。

 

 

 そんな昔のことを、「夏」が近づいてくると、ぼんやり思い返します。

 また、夏がやってきます。

 

 

 「夏」と言えば、これも毎年のことになってしまっていますが、こんな本を読み返します。

 

隠された証言―日航123便墜落事故 (新潮文庫)

隠された証言―日航123便墜落事故 (新潮文庫)

 

 

 「JAL123便墜落事故」に関する書籍です。解明されない事柄が多数あります。

 

 

 さて、明日もゆっくりのんびりいきましょう。