「いい加減」が得意です。

 

【 今日の記事 】

 

1.「とても気になる、どう考えますか?」

 

  「被ばく事故」が起きました。やることなすこと全ていい加減で不適当な「日本原子力研究開発機構」で起きました。

 

 少し古い書籍(と言っても、1年少し前の刊行ですが)に、以下のような対談が載っていました。今回の事故記事を読んでいて「そう言えば・・・」と読み返してみて、転記してみました。誤字脱字はお許しください。

 

安倍晋三が〈日本〉を壊す──この国のかたちとは:山口二郎対談集

安倍晋三が〈日本〉を壊す──この国のかたちとは:山口二郎対談集

 

  P.144~P.173 「脱原発を妨げる国際原子力複合体」

 「山岡淳一郎」氏と「山口二郎」氏の対談から抜粋。

 

 『原発は目先の損得勘定と核武装化の欲望』

 

山口 福島では、地下水汚染をどうやって止めるかなど、依然として試行錯誤がつづいているし、メルトダウンした原子炉の地下の状態が今、どうなっているのか、溶け落ちたものをそのまま放っておくのがいいのか。この間、専門家が言っていましたが、5年たっても、今、どういう状態かすら、まったく分かっていないそうです。

山岡 福島原発の事故炉には遠隔ロボットがたくさん送りこまれているけど、壊れてしまう。とんでもない状態がまだつづいています。溶け落ちた燃料デブリがどんな状態で、どれだけ溜まっているか、分かってない。それを取り出さなければ、廃炉はできません。その核心的なところが、まったく見えていない。そういう状態なのに、再稼動や原発輸出の問題を含め、元の状態に戻そうとしているわけですね。

山ロ ロボットが壊れるというのは、炉内の放射線量が高すぎるから?

山岡 ええ。ロボットに付けた電子回路素材などの分子結合が、途方もない放射線のエネルギーで瞬く間に壊されるそうです。関係者から聞きました。

山口 あれだけの事故が起こり、根本的なところがほとんど解決していないにもかかわらず、政策を変えられない日本というのは、いったい何なのでしょう。政治学者としては一番情けないですね。我々も、そういう無責任体制を批判はするけど、権力側は、そういうものを敢えて、いっさい見ないようにして政策を決めている。

山岡 まず、都合の悪いことはフタをしようというのがある。見て見ぬふりですね。根本的に、エネルギーの分野は、今、相を変えようとしている。単純に言うと、産業革命期に石炭、20世紀に石油と、固体から液体に変わった。さらに、60年代から70年代に天然ガスの開発が進み、気体の時代へと移る。さらに自然エネルギーが新しい相として出てきた。あるいは水素利用の流れがある。こうした変化を加速させているのが、ITを中心にした情報通信技術です。エネルギー体系の根本が変わろうとしている。その中にあって、原発は、使用済核燃料の処理ひとつとってもツジツマの合わない古い技術なんですね。技術倫理的にも。ところが、いまだに、そこにしがみ付く。その理由は電力会社の目先の損得勘定。止まって不良資産化している原発を再稼働すれば、とりあえず、負担が軽くなる。来年、再来年の収支は上向くとか、そんなレベル。せいぜい2年、3年の予見性にすぎないですね。

 原発立地自治体でも原発を動かさないと雇用が失われ、地域が衰退する、だから再稼働を、という声もあります。それに押されて再稼働派の地方議員や首長が当選して地元の意見が出てくる。しかし、そもそもそこに原発ができたのは、国が電源開発目的税の税収を財源にして、交付金などの「電源立地対策費」をぶち込んだからでしょう。過疎で、出稼ぎが常態化していたような地域に札束が投じられて原発はできた。原発が雇用を生んだのは間違いない。ハコモノもたくさん建った。

 しかし、原発依存の地域経済は、40年程度で原発廃炉となると、新規にまた一つ、また一つと原発を建てて交付金を貰わなければ回りません。エネルギーの根本が変わっている状況で、延々と原発を建て続けるなんて不可能。地方の自立も夢物語です。何よりも、国は原発を閉じる道筋を明確にして、痛みを伴う原発立地自治体には財政支援を計画的に行う。一方で、自治体側も脱原発を進めなければならないでしょう。廃炉が完了するには20~30年の歳月がかかる。その間に自立の道を確立してほしい。代替エネルギーの研究開発や、農林水産業の再生、製造業の立地など検討テーマはたくさんあります。

 答えを出すのは難しいけれど、仮に、もしもそこに札束と一緒に原発が建っていなければ、その地域は消滅していたのでしょうか。他にやりようはなかったでしょうか。原発事故を経験した福島の人びとは再稼働を求めていません。私が取材している範囲では、そうです。被災地から離れた会津市や福島市のなかには再稼働の意見もあるのかもしれませんが、とうてい多数だとは思えない。まずは国が原発から脱する方向性を明確に示す必要がある。

 ところが、福島原発事故後も、政・官・財・学・報の5つが結びついた「原子カムラ」はしぶとく原発維持を図ろうとしています。原発を維持すれば巨額の資金が投じられ、当面の雇用も守れます。そんな電力会社や労働組合の思いを政治家が代弁して「票」や政治資金を得ようとする。官僚は原子力産業界とのつながりを太くして天下り先や出向先を確保する。学者はムラの総意を学問的に補強する役割を担って研究費を得て、影響力を強める。メディアはムラの意向に洽った言説を並べて原子力産業界から広告収入を得る、と。持ちつ持たれつの5角形(ペンタゴン)体制ですよ。

 70~80年代にかけて原発の建設基数と発電量は、時々の経済情勢などとはかかわりなく、一直線の右肩上がりに伸びました。原発を建てることが目的化し、それをペンタゴン体制が支えた結果です。その慣性で、いまもムラは動き続けようとしています。

 原発維持の、もう一つの隠れた動機は、自民党の政治家と官僚のなかにある「潜在的核抑止力」としての原発への妄信でしょう。古くは、安倍晋三首相の祖父、岸信介元総理か「現憲法下でも自衛のための核兵器保有は許される」(1957年5月14日記者会見)と言った。外務省幹部も個人談話として「外交力の裏付けとして核武装の選択の可能性を捨ててしまわない方がいい。そのためにもプルトニウムの蓄積と、ミサイルに転用できるロケット技術の開発はしておかねばならない」(1992年11月29日付「朝日新聞」)と語っている。最近では、石破茂・地方創生担当相が、下野していた頃に「核の潜在的抑止力を維持するために、原発をやめるべきとは思いません」(「SAPIO」2011年10月5日号)と述べた。でも、考えてもみてほしい。日本海側の海岸線にあれだけの原発を並べ、致命的な弱点をさらしておいて、何が潜在的核抑止力ですか。そこに一発打ち込まれたら日本はアウトです。にもかかわらず、安倍政権は軍事力の増強、改憲を叫びつつ、核武装のカードとしての原発にしがみつこうとしているかのようです。

山口 目先の儲けと核武装という二つの柱があるというご指摘でしたが、経済的な面から考えて、原発はそんなに儲かるものではない、というのは、日本以外ではほぼ常識となっています。フランスの原発メーカー、アレバも負債を抱えて国の支援なしでは生きて行けなくなっている。アメリカのGEやウェスティングハウスは日本のメーカーに原発部門を売り渡して、「一抜けた」という印象ですね。風力発電の発電能力が、原発を上回っているという事実もある。そういう世界の流れの中で、なぜ日本が原発ビジネスに固執するのか、という問題がありますね。しかも、原発ビジスが、東芝という日本を代表する優良企業を破綻に追い込もうとしている。経済的合理性では説明つかない問題ですが……。

山岡 表面的に見れば、三菱重工はアレバと提携し、東芝ウェスティングハウスを傘下に入れ、日立はGE(ゼネラル・エレクトリック)と組んでいます。日本の原子炉メーカーと欧米の原発企業は対等な関係で、手を携えてやっているようですが、実情はそうではない。原発の技術的根幹のシステム部分は、GEやウェスティングハウス、アレバが握っていて開示していません。知的財産権でガッチリ守っている。たとえば原子炉の中枢の核分裂にかかわる技術は、彼らが押さえて外には出さない。

 では、なぜ、東芝や三菱、日立は彼らとくっついているかというと、手足となって原発を造るためです。GEは原子炉の製造ラインを30年も前に閉じました。ウェスティングハウスも自らは製造しません。根幹のノウハウを握って設計を行い、製造は日本メーカーにやらせる。ついでに原発輸出のリスクも担ってもらおう。こういう戦略で生き延びているのです。GEにしろ、ウェスティングハウスにしろ、日本が中国やベトナム、トルコなどと原子力協定を結んで原発を売れば売るほど、パテント料やライセンス料が入ってくる。こんな仕組みで動いていることが、一般にはなかなか伝わりにくいですね。

山口 東芝の場合は、粉飾の問題がたまたま明るみに出て、それを探っていくとウェスティングハウスを買収した時のいろんな無理な数字の操作が見えてきました。資本主義の世界で、民間企業はつねに利益を追求して動くはずなのに、なんであんなに無理をして原発を背負い込むという経営判断をしたのか、とても不可解ですが。

山岡 それはもう謎だらけです。東芝ウェスティングハウスを2006年に買収しました。実は、ウェスティングハウスは90年代から経営が行きづまっていた。もとはGEと並ぶアメリカ屈指の電機メーカーでしたが、経営が傾き、部門ごとに解体されます。原発部門は1999年にイギリス核燃料会社(BNFL)に売られました。ここはイギリス政府所有の持ち株会社です。BNFLは、ウェスティングハウスを持て余します。公的な会社だから、私企業のウェスティングハウスを持っていても使いきれない。原発開発案件が浮上して、BNFLウェスティングハウスを使えば利益誘導になりかねない。BNFLは赤字が膨れ上がり、存続が難しくなった。ウェスティングハウスを売りたくてしかたなくなった。そこに東芝が買いにきてくれた。東芝は、当時の相場で2000億円から3000億円といわれていたウェスティングハウスを、6000億円で買っています。この常軌を逸した買収が東芝不正会計事件の根っこにあります。

 東芝ウェスティングハウスを買収するためにイギリスではなく、アメリカで必死に根回しをしています。BNFLが株式を持っていても、実際の原発事業を行う拠点はアメリカにあり、アメリカ国民のほとんどがウェスティングハウスはアメリカの会社だと思っていましたからね。東芝は、元駐日大使のハワード・ベーカーをロビイストとして雇って、アメリカ政府、議会を説得させています。

 このベーカーとのパイプ役を担ったのが、つい最近まで日本郵政の社長をしていた西室泰三さん。東芝の社長、会長を務めた西室さんは、アメリカ財界との強い人脈でのし上がった経済人です。彼が自らのネットワークを使って、ウェスティングハウスを売ってくれるよう働きかけた。なぜ、そうまでしてウェスティングハウスを欲しがったのか?

 当時は日米政府が「原子力ルネッサンス」と煽り立て、今後、原発は右肩上がりで増えるとさかんに宣伝していました。煽られたブームだったのですが、世界に打って出たい東芝は、そこに乗った。それまで東芝はGEと組み、沸騰水型の、福島で事故を起こしたタイプの原発を造っていました。しかし、世界の原発市場では加圧水型が主流。シェアの約8割が加圧水型なのです。その加圧水型の本家本元がウェスティングハウスです。これを買えば、世界に東芝の名をとどろかせ、従来の沸騰水型と合わせて売上が2倍、3倍になる、ともくろんだ。

 結局は、机上の空論にすぎなかった。世界の先進諸国で原発は斜陽の一途をたどっています。そこを見誤って買収し、2011年の福島原発事故で止めを剌されました。原発プロジェクトは次々と中止です。東芝の経営は、坂道を転がり落ちるように悪化したわけです。

山口 今、西室さんの名が出ましたけど、経営上、大失敗した人が、いろんな要職を転々としている、これはいったい何なのですか。

山岡 日本的なパターンだと思います。東芝の関係者に聞くと、西室さんが出世した一番の理由は、英語が上手かったから。彼は慶應の学生時代にカナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学し、皿洗いのアルバイトなどをしながら生きた英語を身に着けた。留学中にスラングとか覚えて、1961年に東芝に入ります。営業部門でキャリアを積み、あいつは英語の話せるやつと一目置かれる。80年代に東芝がココム違反で引っかかった時、社内は意気消沈したのですが、当時、部長職たった西室さんは、こういう時だからこそお客さんのところへ行こう、といって孤軍奮闘する。すぐアメリカへ行ってお客を訪ねると、お前、度胸あるな、とか言われて意思疎通ができた。局面、局面で東芝がトラブルを起こした時、彼は大いに貢献したようです。その調整力で力を蓄え、東芝で初めて、重電の技術畑出身ではない社長になりました。

 社長時代には、GEのジャック・ウェルチと『ニシムロ、いいバイアグラが手に入ったぞ』と冗談を言い合うような仲になったそうです。西室さん以後も、営業畑出身者が経営の舵取りをして西室院政がしかれた。日本の企業の陥りやすいパターンですね。

 

 

  如何でしょう。「原発商人」の「安倍首相」は、「トルコ」や「インド」へ売り込みに行っていますが、承知のうえで行かれたのでしょうか? 少し疑問符が付きます。

 何か、とんでもないことをやっているように見えます。

 

 ご興味を持たれた方は、書籍を購入いただくか、図書館で見つけてください。ただ、刊行時に少しトラブルが発生した(トラブルの詳細は書きませんが、書籍の名前から察して下さい。図書館も「忖度」?)書籍ですので、見つかるかどうか?

 

 

2.「言いたいこと(1.と関連あり)」

 

 改めて、原発から出てくる「原発のゴミ」はどうするんでしょう? 福島第一原発は特異な例としても、現在50基ほどある原発は、時が来れば「廃炉」になります。その「廃炉」からは膨大な「放射性汚染物質」が出ます。保管はどうしますか? その期間は10年とか20年とかではありません。場所はどうしますか? この狭い国土で。

 

  

3.「写真」

 

 今日はボランティア活動もお休みで、雨も降ってるし・・・と、在宅を決め込んで、昨日届いた「月刊世界7月号」を、朝の家事が終わってから読み始めたのだが・・・。

 

世界 2017年 07 月号 [雑誌]

世界 2017年 07 月号 [雑誌]

 

  折角、雑誌の紹介をするのに、雑誌の表紙画像を載せたいのだが、「アマゾン」で検索すると、上の「?」の部分に雑誌の「表紙画像」が表示されているのだが、ブログに貼り付けると何故か?「?」になる。(上の状態)

 「はてな」に問い合わせしても良いのだが、また、「ブラウザが悪い・・・」とか回答されるので問い合わせしません。あの一件以来「信ずる」事をやめました。

 

 小降りになってきたので、玄関先で少し撮ってみた。雨粒が「アクセント」になって、下手でも上手に撮れる気がする(気がするだけですが・・・)

 

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 カメラ:PENTAX K200D

 レンズ:smc PENTAX-DA 1:3.5-6.3 18-250mm ED AL [IF]

        + KENKO MC UV SL-39

 撮影地:横浜市泉区 207/06/08

 

 久し振りに一眼レフカメラで撮った。当然、そのままではアップロードできないので、画像処理ソフトで、画像のファイル形式を「JPG」に変換して、ファイル容量を10MB以下にしてアップロードした。

 

 

4.「ボランティア活動」

 

 今日はボランティア活動はお休み。来週まで活動予定はありません。

 

 

5.「終わりに」

 

 梅雨に入ったばかりですが、明日からは「梅雨の中休み」で暑い日が続くとか。

 暑さにめげず、明日もゆっくりのんびりいきましょう。