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合点がいかない。

【 今日の記事 】

1.「とても気になる、どう考えますか?」

 『「籠池劇場」には、合点がいかないことだらけ』

世界 2017年 06 月号 [雑誌]

世界 2017年 06 月号 [雑誌]

 

 P.141~P.143から抜粋。

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 あれほど大騒ぎした森友学園をめぐる問題は、アメリカのシリア爆撃や北朝鮮との緊張増大の陰に隠れ、このところマスコミで取り上げられることも稀になった。一時は自民党議員たちが、森友学園前理事長の籠池泰典氏を偽証罪で告発することも検討すると息巻いていたが、いつしか立ち消えになった。いったいあの剣幕は何だったのか。
 このことも含めて、森友学園をめぐる一連の出来事には不自然だったり、不思議でならなかったりで、合点がいかないことがいくつもある。ひょっとしてこの問題はこの先世の中の話題から消え去ることになるのかも知れないが、筆者にはどうしても引っかかるものが残る。当事者や関係者には是非合点がいくよう、説明してほしい。
 もともと籠池氏を国会に証人喚問するに至ったのは、彼が総理夫人の安倍昭恵さんを通じて安倍総理から森友学園に対し100万円の寄付を受けたと、国会議員やマスコミの前で発言したことに端を発する。籠池氏のこの発言を聞いた竹下亘自民党国会対策委員長は「総理に対する侮辱」だと色ばみ、その直後に同氏の証人喚問が決められた。
 その籠池氏はマスコミの前で話したのと同じように、昭恵夫人から100万円を直接受け取ったと、衆議院及び参議院予算委員会においてあらためて証言した。竹下氏の言葉を敷衍行すれば、籠池氏の証言は一層総理を侮辱するものだったに違いない。もとより、国会での発言が人を侮辱するものだったからといって、それだけで直ちに偽証罪で告発するわけにはいかない。ただ、侮辱されたという以上はその発言が虚偽だという確証があるのだろうから、まことしやかに嘘を述べたてた証人を国会が偽証罪に問うことはあっていい。

 ■ 嘘で侮辱されたのに、なぜ有耶無耶を願うのか

 朝のテレビの番組などで森友学園問題が連日取り上げられていた頃、この問題について政権側の言い分を代弁しているとしか思えない発言を繰り返すコメンテーターが次のような見解を披瀝していた。二人きり(籠池氏と安倍昭恵さん)の密室の中のことなので、仮に偽証罪で告発したとしても、どうせ「もらった、いや渡していない」などと水掛け論になるだけだから、ほうっておくのが賢明だというのである。
 ちなみに、先に触れた自民党議員たちが告発を検討するとしたのは、100万円受取りの真偽そのものを問うものではない。ここでの偽証罪の対象は、森友学園安倍昭恵首相夫人から寄付金として受け取ったとされる100万円を郵便局に振り込む際の振込用紙の筆跡が籠池氏の夫人のもののようで、それだと「学園の職員が振り込んだ」とする籠池氏の証言と食い違うということなどだそうだ。
 なんだ、そんなつまらないことを問題視しているのかと失笑か禁じ得なかったが、あるいはそこを突破口にして籠池証言を突き崩す道行きが密かに用意されているのかもしれないと興味深く見守っていた。ところが、この件についても先のコメンテーターは、森友学園問題に関する報道の扱いも沈静化してきている中で、敢えて告発することで寝た子を起こすのは得策でないから、その後の行動は控えているなどと解説して見せていた。また100万円の授受自体についても、仮に私費で100万円を寄付していたとしても、それは違法でも何でもないのだとも付け加えていた。
 要するに、この問題への国民の関心が薄れるのであれば、真偽は明らかにしなくてもいい。人の噂も七十五日というように、世間の人の口の端にのぼらなくなるのを待っているとでも言いたいようだ。本当にそれでいいのだろうか。コメンテーターの見解はそうだとしても、首相と首相夫人はそうではないと思う。御両人の名誉に関わる問題だからである。
 竹下氏は「総理に対する侮辱」だと言った。政治家が、まして一国の総理が虚偽の証言によって侮辱されたなら、それは晴らすべきだ。寝た子を起こすことはないなどと寝ぼけたことを言っている場合ではない。もとより、それを晴らす手段は真実を明らかにすることによるしかないのだが、いまだ真相は有耶無耶のままである。
 まず、この問題で首相夫人が本当のことを話していないのではないかとの印象を拭えない。これについて、昭恵夫人フェイスブック上で100万円の授受を明確に否定しておりそれで十分だというのだろう。しかし、夫人が掲載したあの文章を読んで真に受けた人は、さほど多くないように思う。
 籠池氏は、嘘をつけば偽証罪に問われる国会の場に出て肉声で証言したのに、夫人の方はフェイスブックへの単なる書き込みでしかない。たとえそこに真実と違うことを書いたとしても罪に問われることはない。しかも、そもそもあの文章自体も本人が書いたものかどうか甚だ疑わしい。官僚経験のある筆者は、おそらく官僚かそうでなければ官庁の文章作法によほど精通した人が書いた、ないし大幅に書き換えたに違いないと睨んでいる。籠池氏の発言と比較し、まるっきり迫力がないし、迫真性も説得力も断然劣っている。

 ■ 疑惑を晴らすのは簡単なはずだが

 夫人はどうして自身に向けられた疑惑を自ら晴らそうとしないのか。このままでは疑惑をずっと抱かれたままになるが、それではご自身も不本意だろう。別に国会の証人喚問の場に出なくてもいい。記者会見を開いてもいいし、去る四月一五日に自身も出席し笑顔を振りまいていた総理主催「桜を見る会」で記者の取材に応じて思いを伝えてもよかった。いずれにせよ自分の肉声で真相を語るべきだ。疑惑を払拭するには最低限それが必要だと考えるが、なぜそれをしようとしない
のか、合点がいかない。
 首相もそうである。自分も妻も100万円など渡すわけがないと、国会できっぱり答弁していたが、籠池氏の証言は首相のこの答弁が嘘だと言っているに等しいのである。夫人の名誉だけでなく自身の名誉にも直接関わっているのだから、100万円受け取ったとの籠池氏の証言が虚偽であることを明らかにする義務があるのではないか。
 籠池証言が虚偽であることを証明するのに、さはどの困難は伴わないように思う。寵池氏が100万円を受け取ったと主張する日に夫人に随行した秘書が、そのことを証明できるはずだからだ。政府側は首相夫人には随行した秘書が常についており、夫人と寵池氏が二人きりになる場面はなかった旨を答弁している。
 ならば、そのことを間接的ないし伝聞として答えるのではなく、当該秘書に証言してもらうのが手っ取り早いし、それが最も説得力を持つはずである。あの日は決して夫人を一人にしたことはなかったし、自分がいる前で夫人が現金封筒を渡すような場面もなかったと、秘書は述べるだろう。それは籠池証言に対するとても強力な反撃材料になるに違いない。政府側はどうしてそんな絶好の機会を作ろうとしないのだろうか、なんとも合点がいかない。
 一部マスコミの報道によると、件の秘書氏は経産省の人事異動により欧州勤務に転じる由。はるか遠くの欧州に行ってしまったのでは証人として国会の場に出てもらうのもままならないし、マスコミの取材も受けにくかろう。首相側にとっては、籠池証言を覆すことのできる生き証人を事実上失ったに等しいから、大きな痛手なのではないかと案じている。
 もとより、官庁の人事異動は常に適時かつ適材適所の方針のもとで決められる。ただ、いくら適時で適材適所の人事だといっても、ことは一国の首相とその夫人の名誉に関わることである。その名誉を守れるはずの貴重な人をあっさりと海外に出してしまうのは、あまりにも配慮に欠けているのではないか。それこそ首相の気持ちを忖度し、今暫く秘書氏を日本に留めておくことがあってもいいのではないか。これも合点がいかないことの一つではある。

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 最後までお読みいただきありがとうございます。何を感じ取られましたか? どんな疑問が浮かんできましたか?

 

2.「言いたいこと(1.と関連あり)」

 この問題、実は何一つ解決していない。一方では、もう終わりにしたいと考えていて、時が経ち国民の関心が薄れていくことを何よりも待ち焦がれている方々が大勢おられる。国の中枢におられる方々が・・・。

 転記させていただいた本文は、随所に皮肉を交えて、しかし、核心を突いている。

 

3.「写真」

 今日は収穫(写真の)がありませんでした。

 

4.「ボランティア活動」

 今日も活動はお休みでした。

 来週の活動依頼が届きました。少し忙しいようですが、利用者➡運転者、運転者➡利用者、それぞれ「指名(指定)」は禁止の筈が、毎回、同じ利用者さんの同じ行先を担当しているようで気になります。

 

5.「終わりに」

 明日もゆっくりのんびりいきましょう。

 

 明日は「暑く」なるそうです。体調崩さないように気を付けましょう!