強い風が吹き荒れていますが・・・。

 

 風が強いが良いお天気です。予報によれば、昨日よりは暖かくなるそうで・・・。「暖かくなる・・・」などと書くこと自体が「寒い季節」に入ったことを表しているのかもしれない。

 

 

 きょうはボランティア活動はお休み。先週末から今週(昨日まで)は正直なところ「キツイ」毎日だった。

 やはり、「スポーツボランティア活動」は「福祉ボランティア活動」に比べて、体力を消耗する。いつもは「休み」の筈の土・日をスポーツボランティア活動で消耗して月曜日からの福祉ボランティア活動。

 

 かみさんや息子たちが顔を合わせるごとに「オヤジ休め・・・」と言っていたのがようやく理解できた。

 

 無理は禁物、ゆっくりのんびりマイペースで・・・。

 

 

 

 

 さてさて、

 

 よく、「物書き」と言う言葉が使われる。この言葉の持つ意味は誰でも理解されている言葉なので、ここで説明する必要もないことだが、こうしてブログ(ブログと言えるかどうかわからない日記のようなもの)を書いている私は「物書き」ではないので、書籍に掲載されるような、又は、皆さんにストレスなく私の言いたいことが伝わる(伝えたい)文章を書けているとは思っていない。

 

 ここ数日、折に触れて政治絡みの事柄を幾つか書いてきたが、前記の通り皆さんにうまく伝わっているかどうか自信がなかった。

 

 

 

 定期購読の愛読月刊誌「世界一月号」が届いた。相変わらず、薄学の私にはすんなりと読み込んでいけない事柄が多いのだが、ここ数日の私の書きたかったこと(伝えたかったこと)がその誌上にあった。この文章ならば大多数の皆さんにご理解いただける内容と思い、転記させていただくことに・・・。

世界 2017年 01 月号 [雑誌]

世界 2017年 01 月号 [雑誌]

 

  「メディア批評」第109回 神保太郎 P.34~

 

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 「トランプショックに便乗する」

 選挙期間中からトランプ氏はTPPから離脱すると公言していた。しかし、日本は踵(きびす)を接するようにTPP法案を可決した。さて、アメリカとの間合いをどうとるか。政府部内では鳩首協議を行い、トランプ・ショックへの対策を練ったはずだ。もともとTPPはアメリカ主導で進められ、日本がそれに乗る形で進められてきた。自民党は、政権を奪取してからは支持基盤を失う危険を冒しながら(つまり、農業分野を圧縮してまでも)アメリカ追随でやってきた。加えて、TPPには中国包囲網の意味合いもあった。そこで、アメリカが保護主義に走っても得はないことを、当のトランプ氏にやんわりと理解させよう。「ネコに鈴」作戦である。いち早くトランプ氏との面会を取り付けた安倍首相は、これが外交力というものだ胸をはって見せた。そして、リオ五輪閉会式のスーパーマリオのように、トランプタワーの最上階に躍り出てみせた。このパフォーマンスにメディアの多くが自制心を失い、安倍応援団に傾くように見えた。

 この機に乗じて、安倍首相は宿願の成長戦略と安保政策を一気に解決できないかと考えたに違いない。トランプ氏の選挙戦略は、経済のグローバル化の果てに下流に落ちた白人中流層の不満を吸収し、民主党のサンダースの支持者まで取り込むことであった。だから、トランプ氏はグローバル化のシンボルであるTPPを否定し、保護主義や排外主義に舵を切ろうとした。他方、安倍政権はグローバル経済を否定せず、国内向けには対症療法的な貧困対策を行いながら、対外的には暴走するトランプ氏を善導する役回りを演じようとした。

 だから会談の内容を記者団に尋ねられても答えはなかった。ただの雑談で十分だったのだ。かくて、二人のデマゴーグ(煽動政治家)が、太平洋を挟んで闇の政治を行っている。さて、どちらに軍配が上がるか。日ならずして答えが出た。 安倍首相のその場限りのパフォーマンスは、トランプ氏の「真っ赤な嘘」にはまるで歯が立たなかったのである。

 

 「道半ば、問題の先送り、行き止まり」

 安倍首相は、ペルーで行われたAPEC首脳会議の次の訪問国アルゼンチンで、「TPPは米国抜きでは意味がない。・・・・・根本的な利益のバランスが崩れてしまう」とトランプ氏をけん制して見せた。しかし、その一時間後、トランプ氏は自身の動画メッセージで、「大統領就任直後に、TPPを離脱する」と断言したのだ。政府は、この事態を「道半ば」として、根気よく説得をしていくとしている。

 相前後して、安倍首相はロシアのプーチン大統領との盟友関係を誇示しながら日ロ首脳会談に臨んだ。しかし、ロシア側からは北方領土の「共同経済活動」を持ち出され、領土問題に暗雲が立ちこめ始めた。すると、安倍氏は「(条約締結が)七十年間出来なかった。‥…解決に向けて道筋が見えてきてはいるが、一歩一歩、山を越えていく必要がある」と、またもや「道半ば」を強調した。しかし、ロシアは北方領土に地対艦ミサイルの配備を完了し、年内の発射実験を予告した。お友達外交に陰りが出始めたのだ。

 「道半ば」の連想をもう一つ。中国の上海師範大学構内に中国人と朝鮮人慰安婦像が建てられた。二〇一五年暮れの日韓外相会談で、一〇億円を基金として慰安婦問題の「不可逆的な」決着を目指した。だが、日本側の高飛車な物言いと、朴槿恵政権の弱腰に韓国世論が反発し、ソウルの日本大使館前の少女像撤去問題は宙に浮いた。そこに、中国の二人少女像が加わり、この問題の「行き止まり」感を倍増させた。

 日本人は「道半ば」論の危なさを先の大戦で十分経験済のはずだ。敗戦を転戦と言い換え、絶対国防圏が突破されても徹底抗戦を叫び、主要都市が丸焼けになっても、沖縄で凄惨な地上戦があっても、広島・長崎に原爆が投下されても、「一勝和平」の屁理屈で戦争をやめなかった。「道半ば」は要するに「問題の先送り」、つまり「行き止まり」と同義なのだ。

 「行き止まり」とは、そこから立ち戻るべきターニングポイントのことだが、安倍首相に、原点に立ち返って考える歴史認識を期待することはできない。

 評論家の加藤周一は、つじつまの合った「嘘」をつくには「それなりの知的努力が必要だが、自らの嘘を信じてしまえば、その手間が省ける」と書いた。その基準に照らせば、安倍政権が危ういのは自らの「嘘」を真実(まこと)と信じ込み、「嘘」に欠かせない知的努力を怠ることだ。次に危ういのは、「嘘」が発覚してもそれを認めず逃げ口上にすがることだ。ジャーナリストの仕事は、安倍政権が「道半ば」といった時には、そこに隠された「嘘」を疑ってみることだ。

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 最後まで読んでいただいてありがとうございます。下手な文章をズラズラ書くよりは、的確な文言で簡素に短く・・・ですね。

 

 読んでいただいた皆さんの感じ方はいかがでしょう? 参考になればよいのですが、当然、安倍さん支持派の方々からは反論もあるでしょうが・・・。

 

 

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 田舎(新潟)に住む兄から電話(お歳暮のお礼)があった。今年も我が兄弟は大過なくこの年を終えそうだ。

 

 

 

 今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。