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「書籍」を読んで、「そうだよね!」と・・・。

 

 今日も曇りベースながら気温もそこそこ。冷房なし・窓開けで自室に居られる。

 

 

 夏の高校野球が全開ですが、我が故郷の代表校「中越高校」は、昨日の試合で「惜敗!!!」。残念でした。

 

 故郷で生活した期間よりは遥かに長い期間生活している地の、神奈川代表・横浜高校を応援するのがよさそうなものだが、どうしても、それ以上に、故郷代表校を応援してしまう。

 

 

 

 

 さて、日頃から、「アベノミクス」って、国民の思い通りの結果が出たら、国民の大多数が「良くなった!」と実感できる成果が得られたら、それは「まずい」のでは・・・、「道半ば」と言っていられる状況が、政権維持には欠かせないことだよね・・・と考えていたのだが、そのような記述がありました!

 

 

 以下に、

 

 

月刊誌 世界9月号

 

世界 2016年 09 月号 [雑誌]

世界 2016年 09 月号 [雑誌]

 

 

P.60~

『時間かせぎの政治「破局」から考える』 吉田 徹

 

・・・・・

 アベノミクスそのものは、金融政策、財政政策、構造改革というオーソドックスな経済政策を「三本の矢」と言い換えたものに過ぎないから、無内容に近い。たしかに、第一の矢たる年間八十兆円の資金供給からなる「異次元」の金融緩和は、それまで金融政策に無意識的だった民主党政権との差異を際立たせ、短期的な実効性をみせた。

 もっとも、財政政策や構造改革の中長期にわたっての計画性は実現されないままに終わっている。それゆえ、金融緩和一本槍では継続した景気浮揚は望めず、その欠落を埋めるために場当たり的な財政政策が繰り返されていくことになる。実際に安倍首相は国会閉会後の記者会見で、参院選後に「アベノミクス三本の矢をもう一度、力一杯放つ」と公言したが、その通りに再度の経済政策が打ち上げられることになった。

 つまりは、アベノミクスの三本の矢を矢継ぎ早に放つものの、それはリボルバー拳銃のように回転し続けるものである限り終わりは見えず、だから検証に晒されることもない。アベノミクスが成功しないのは、アベノミクスが不足しているからだという「リボルビング・アベノミクス」の論法がとられることになる。首相自ら「アベノミクスは道半ば」と主張するが、それは永遠に道半ばであることを使命としている。

 なぜなら「道半ば」である限り、とりわけ景気上向きの実感が薄いとされる地方に「いつかは」アベノミクスの波及が及ぶはず、という期待の操作ができるからだ。そして、その期待値は、政権維持と政策支持となって現れる。三期連続のマイナス成長、実質賃金の低下、消費水準指数の落ち込みといったマイナスの実感があってこそ、それらは期待値へと転換されるのである。

 有権者は投票に際して、自分自身の経済状況以上に、国全体の景気を判断基準とすると一般的には指摘される。有権者は、確実な将来を見通せない場合、政権の進める政策と自分の置かれた環境や条件が同関連しているのか、まずは社会の変化を通じて確認しようとする。普通の生活者が、経済政策がどう自分に影響するかを判断するには、自分以外の経済状況を手がかりとするしかない。経済政策について限ってみれば、有権者は「社会性向的」な判断基準でもって投票先を決めるのである。その場合、株価上昇や雇用の増加、他業界の賃上げは、将来に訪れるであろう「明るい話題」として認識されることになる。

 この楽観的な期待をさらに加速させようとしたのは、年末に首相自ら公表した「名目GDPを六〇〇兆円」「希望出生率1.8の実現」「介護離職ゼロ」という、「新三本の矢」だった。これは「(旧)三本の矢」のような「目標を欠いた政策手段」ではなく、「手段を欠いた政策目標」である。そしてこの「新三本の矢」は、二〇二〇年の実現を目処とする政策であるゆえ、来る時間の中でその手段を状況に応じて編み出し、支持を再び集めることを可能とすることだろう。

 そう考えた時、アベノミクスを批判する野党が、景気回復への国民の「実感のなさ」を持ち出しても、その「実感」が待たれているものである以上、説得力を欠くのは当然である。確かに、民進党参院選で掲げた「人への投資」や「働き方革命」など、分配に重点を置く経済政策の方向性は間違っていないかもしれない。しかし、これらはマクロ経済政策ではなく、個人への所得や分配を基礎に据えるものであるゆえに、アベノミクスほどの訴求力を持たないという構造的な限界を抱えているのである。

・・・・・

 

 

 この国民にこの政府、この政府にこの日銀、この日銀にこの金融市場・・・。みんなが「期待」しています。でも、叶わないと思いますが・・・。

 もう、とっくの昔に「見返り峠」に着いてますが・・・。

 

 少し前に、ある経済評論家が言っていた。

 「期待だけで維持できている安倍政権」。

 

 

 

 

 今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。

 

 

 今日は、夕刻、西の空を向いて手を合わせます。