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『絶対得票率』という数値が示すものは・・・。

 『絶対得票率』とは、棄権者を含めた有権者総数のうち、どれだけの割合の人が特定政党ないしその政党の候補者に投票したかを表すものである。

 

 月刊誌「世界七月号」より、

 

 今日は、

 

 中野晃一寄稿 「憤りはどう具現化されるか―――二〇一六参議院選挙の政治史的意味」

 

 少し長いです。

 

・・・・・(自民党民主党の絶対得票率と議席占有率の推移表は転記省略)・・・・・自民党の国政選挙における絶対得票率をみると、しばしば二〇%台に乗り、二〇〇五年の郵政民営化選挙では二五%を超えた小泉純一郎政権期以外は、第一次安倍政権期以降、下野した時期、そして政権復帰した第二次安倍政権期の現在に至るまで、ほぼ一貫して一六から一七%前後で推移しており、森政権期の二〇〇〇年の衆議院選挙での水準からまったく変化していないと言っていい。この六人に一人ほどの割合が、自民党の固定的な支持者であり、ほとんど増えも減りもしていない。

 それどころか皮肉なことに、麻生太郎首相が惨敗を喫し、民主党政権交代を許した二〇〇九年の衆議院選挙が、小泉政権期以外ではもっとも高い一八.一%の絶対得票率となっており、圧勝を重ねた最近三回の国政選挙のいずれもそのレベルに回復していない。

 ここで明白なのは、自民党への支持が回復したから政権復帰したのではない、ということである。実際、衆議院選挙における得票数ベースでも、自民党は麻生政権末期の惨敗の際の得票数を二〇一二年・二〇一四年の二回とも下回ったままなのに、政権復帰を果たしたばかりか、公明党と合わせて三分の二を超える議席を獲得している。

 これはどういうことか。民主党の絶対得票率の推移をみると、何が起きたかわかるのだが、二〇〇三年の「民由合併」(民主党小沢一郎率いる自由党を吸収合併したこと)を機に、小泉自民党とさえ互角の勝負ができる二〇%台を超え、郵政民営化選挙の際の自民党を上回る二八.七%を二〇〇九年についに獲得し政権奪取を成し遂げたものが、菅直人政権の消費税増税をめぐる迷走のなかで一七.七%と二〇%台を割り込み、ねじれ国会となってしまった。実はこのとき自民党民主党を下回るわずか一三.五%の絶対得票率にもかかわらず、当時二九あった地方一人区(つまりは小選挙区)のうち二一を手中に収めるという大幅な上げ底を得て「勝利」したに過ぎなかった。

 しかし、本来得票数で言えば自民党に勝っていたのに、選挙制度の歪みのために国会がねじれてしまったことによって、民主党政権の混迷は深まり、さらには小沢をめぐる対立がついに党の分裂をもたらし、絶対得票率が衆参双方で一桁台を割り込み、民由合併より低い水準となってしまったのである。

 こうした自民・民主両党の絶対得票率の推移に合わせて、総じて一九九〇年代以降低迷傾向が続いた投票率が、近年とりわけ衆議院選挙で戦後最低記録を更新し続けるようになっている。民主党が上り調子だった時代に小泉が仕掛けた郵政民営化選挙や、ついに政権交代を成し遂げた選挙と比べると、約一五%も低く、これは民主党を見放した有権者の多くが棄権に回ってしまったとも読める数字である。

 つまりはこういうことである。民主党という反自民票の受け皿が凋落し、分断された野党が候補者を乱立させるようになった結果、多くの有権者が棄権するようになった。そのなかで、自民党は六人に一人という固定的な支持層以上の支持を増やしたわけではないのに、衆議院における地方一人区のバイアスによって圧勝しつづけられるようになっているのである。

 これらこそが、今日の非立憲・非民主・反自由の政治の成立条件である。野党がバラバラで、低投票率が続きさえすれば、自民党には広汎な民意を汲み、六人に一人の固定層以上の支持を広げる必要など皆無なのである。さらに言うなれば、謙虚に民意に耳を傾けようとするより、ありとあらゆる手を使って、野党を分断し、有権者に無力感を与えて、政治を変えることを諦めさせることの方がはるかに割に合うというわけである。報道や言論、学問の自由への介入を強め、民主的なプロセスをないがしろにする非立憲政権の暴走が止まらないのは、政党システムの破綻が、それを許しているからにほかならない。・・・・・

 

 

 

 ここにも一つ、現在の選挙制度に頑なに拘り続ける自民党の本性が垣間見える。裁判所の「違憲」及び「違憲状態」判決などどこ吹く風なのだ。

 

これまで上げた数値だけからも見てとれることは、自民党支持者が増えているとは言い難い現実があり、何かの形で国政選挙の投票率を上げることができたなら、相対的に自民党議席は減少していくということだ。

 

 来たる参議院選挙では「野党共闘」が実現した選挙区も少なくない。この「野党共闘」と「投票率の上昇」は自民党にとって「脅威」であることに違いない。

 

 

 

 今日も良いお天気だったが、「携帯電話」(私は、ガラケー、息子たちは、スマホ)の機種変更に付き合わされて近くのショップに行った。日曜日ということもあってかかなりの混雑で、開店と同時に行ったのだが手続きが終わって家に戻ったのがお昼をはるかに過ぎた頃だった。

 この業界は、過当競争?気味ながら「活況」のようだ。

 

 

 サッカーJ1我が「アルビレックス新潟」は、昨夜、ホームに「大宮アルディージャ」を迎えての一戦。10試合ぶりの「勝利!」おめでとう!!!

新潟では地元TV局の中継放送もあって、それをTV観戦していた兄から「勝ったよ!」の一報が電話で届いた。

 前期も残すところあと2試合。勝ち点を積み上げて「降格圏」から脱出を図ってほしい。

 敗れた「大宮アルディージャ」は、この敗戦で「前期優勝」の望みが絶たれたようで・・・、後期も頑張って下さい。

 でも、先ほど、スカパーの録画を見てみたら、少し手抜きしてませんでしたかね? 特に前半。後半は全力で戦っているように見えましたが・・・。

 対戦相手が「弱小・アルビレックス新潟」と見るや「手抜き」を・・・。先日の「川崎」も「浦和」もそんな風にも見えましたが・・・。

 

 

 明日もゆっくりのんびりいきましょう。