さりげなく・・・

「何で?そうなの!?違うじゃん!」を綴ります。

気になる「記事」。

 

 今日は二十四節気の一つ「雨水」
 立春から15日目。ぬるんだ雨水が草木の芽生えを助け、日に日に春の息吹が感じられる時候。冬の間降った雪や氷が解けて水となり、雪が雨にかわって降る頃。これが「雨水」の意味するところ。
 とくに農作業の準備の目安として知られていた。

 

 世の中の雑事にとらわれることなく季節は移ろう。

 

 今日は、愛読書(月刊世界3月号)や新聞記事(朝日新聞)などから「気になった」記事を引用させていただく。

 

 まずは「朝日新聞」。

 「朝日新聞2月14日朝刊の社説」より引用させていただいた。

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 日本は5年前のあの日からずっと緊急事態の真っただ中にいるのではないか。東京電力福島第1原発の事故は「起きた」のではなく「起きている」のだ。
 そもそも事故直後に政府が発令した「原子力緊急事態宣言」はまだ解除されていない。
 今も大量に発生し続ける高濃度汚染水をコントロールできていない。溶け落ちた核燃料がどうなっているのかも判明していない。それを調べるためのロボットの投入計画も思うにまかせていない。毎日7千人もの人が事態の収拾に向けて全力を傾けているが、出口ははるか遠い。

  ドイツの社会学者の故ウルリッヒ・ベック氏は、「あれが自然災害だったという考え方は間違っています。地震が起きうる場所に原子力施設を建設するというの は、政治的な決定です。自然がもたらしたことではない。人間がそこにリスクをもたらしたから自然現象が災害になったのです」。
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 東日本大震災から5年。「復旧」「復興」はどこまで進んでいるのか? 「原子力緊急事態宣言」は、いつになったら「解除」できるだろう。

 

 我が生家のある町の隣町(現在は、平成の大合併で両方とも新潟市になったが)に、東北電力が、原子力発電所を建設する計画が持ち上がり、長い間の建設反対運動を経て計画中止となった。

 現在でも、東京電力柏崎刈羽原子力発電所があり、ひとたび事故が起きれば、我が生家の町も「避難・帰還ナントカ区域」になることだろう。

 

 次に、「月刊誌世界3月号」。

 P.59から引用させていただいた。

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 P.59~

 NHKは首相の親衛隊よろしく、日々、虚像作りに勤し んでいる。安倍番の岩田明子記者は、「安倍総理大臣は」と語り始めながら、いつの間にか首相に慿依した政府スポークマンに変身する。たとえば、先に触れた 日韓外相会談が行われるというニュースを、NHKは3日も前の12月25日朝7時のトップで伝えた。まず、李明博前大統領が竹島に上陸する映像をバック に、「日韓関係が悪化したのは民主党の野田政権のときから」とコメント。前政権をくさす安倍氏の話法とそっくりだ。岩田記者は「日本政府は、安倍総理大臣 が問題を二度と蒸し返さないよう強く求めていることに、韓国側がどのような回答を示すかだとしている」と述べた。3日早いこの報道は、日本政府の見解を韓 国政府の頭越しに直接韓国市民に伝える役割を担った。実際、韓国外交筋からは、会談前に「日本側から根拠のない報道が相次いでいる」と遺憾の意が表明され ている。
 28日夕刻、外相会談後の記者会見で、岸田外相は日本政府として「当時の軍の関与」を認め、女性たちの名誉と尊厳を深く傷つけたことに 「責任を痛感する」とした上で、女性たちの心の癒しのために韓国に財団を設立し、日本から10億円を拠出すると述べた。韓国の尹外相は、ソウルの日本大使 館前の慰安婦少女像の撤去について、関係団体と協議し、適切な解決に向けて努力すると応じた。そして両外相は以上のことが「最終的かつ不可逆的に解決され ることを確認する」語った。
 すると、産経新聞の女性記者が「財団への10億円拠出は事実上の国家賠償ではないのか」という疑問を投げかけた。外 相は、「賠償ではない」と答えるにとどめ、「法的責任を認めたわけではない」という強い言い回しは巧みに避けた。ところが、NHKの件の女性記者は「これ は法的責任ではなく、道義的責任というようなことを示唆したのだ」と解説した。NHKの安倍応援団がひいきの引き倒しを演じた瞬間だった。
 別の 見方もある。政府がこの記者会見を「最終的かつ不可逆的」というフレーズを国民に刷り込むためのセレモニーと位置づけていたとすれば、目的は達成されたこ とにもなる。しかし、こうした「右」からの揺さぶりは、日本のメディア全般に言えたことだ。その深刻さがわかっているのか?

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 どこかの大臣の言うところの「公平・中立」が確保されているだろうか? 産経新聞は読んだことがないのでわからないが、件のNHK記者の解説は、首相外遊などの機会に聞くことがある。

 こんな調子では、とっくの昔に「電波停止」に追い込まれていそうなものだが・・・。

 

 

 今日は久しぶりに「夕焼け富士山」を撮ろうと思って、それらしき時間帯に外に出てみたがこんな画像しか撮れなかった。

 も少し、オレンジ色のグラデーション、が綺麗に撮れるはずなのだが・・・。

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 明日もゆっくりのんびりいきましょう。