韓国・徴用工のこと。昨日の記事で終わりの部分に書きましたが、もう少しだけ書き加えます。
昨日の記事で紹介した月刊誌・「世界2019 1月号」にあるこれに関する寄稿文の最後にこのような記述があります。
( )内は筆者追加。
『・・・確かに今回の判決は理由づけにおいて従来の韓国政府の見解と異なる部分があるが、司法府が行政府と異なる見解を示すことは三権分立の原則上当然認められることであり、むしろ民主制の統治機構が健全に機能していることの証拠である。
このことを非難したり、政府が(日本政府が)大法院に対して「対処」を要求する言説は、他国の三権分立制度を尊重しようとしない傲慢きわまりない主張である。
政府が異なる見解を述べる司法府を抑制することができるなら、それこそ「独裁」として批判さねばならない。・・・』
如何でしょう。
本会議や委員会で「三権分立」を理解していないと思われる発言を平気で述べることが許される某国の「関係者」は、これを、どう、理解できるでしょう。
さて、お天気。晴れるどころか、どんより曇って冷たい風が少し強めに吹く日でした。偶には「当たって」ほしい。
引用文を書いた上の月刊誌の他に、今、こんな本を読んでいる。
日本史の内幕 - 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで (中公新書)
- 作者: 磯田道史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/10/18
- メディア: 新書
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中々「楽しい」本です。楽しいと言っても「おなかを抱えて笑い転げる・・・」的な楽しい本ではありません。書かれてある内容が興味深く面白い。
「まえがき」の書き出しにはこんなふうに書き綴られています。
『この本は、古文書という入口から、公式の日本史の楽屋に入り、その内幕をみることで、真の歴史像に迫ろうとする本である。だから、教科書的な、表向きの歴史理解にとどまって、歴史認識を維持したい方は、読まれないほうがよい本かもしれない。』
少し歴史観が変わるかもしれない。
次に、ゴーンさん、ケリーさんの事。
「検察」はお得意の手法で、ゴーンさん、ケリーさんを「再逮捕」する方針だそうです。「再逮捕」する理由は変わらず、今度は直近3年分についてだそうです。
ん~なら一度にやればいいじゃん!と言いたくなりますが、これが「検察」お得意の「勾留期間」をなが~くする「奥の手」です。
こうやって弁護士も同席させない状況で、毎日毎日同じことを追及する(精神的に追い詰める)のです。耐えられなくなった被疑者はやってもいないことを「やった」と言ってしまう。「冤罪」を認めさせられてしまった方々が必ず語ることです。
今回、前回の逮捕劇と少し違うのは、直近3年間となるとその期間中にCEOであったのは「西川さん」です。「有価証券報告書」はCEOが提出します。となると、「有価証券報告書」の記載に問題があるとするならば、逮捕されるのは「西川さん」です。
それとも「司法取引」しているので逮捕は免れるのでしょうか?
というような事を「郷原信郎氏」が詳細に書かれています。長文ですが、是非!ご一読をお勧めします。
今週は、また、連日、福祉ボランティア活動です。頑張ります。
写真はありません。寒かったのとお天気が今一つだったので、家でヌクヌクと炬燵に入りながら本読みの一日でした。
今日も明日もゆっくりのんびりいきましょう。